5-19. 特別功労金について

今回の竹内恵司氏の退任について、サン・ライフホールディングの代表取締役会長だけでなく、株式会社サン・ライフをはじめとするグループすべての会社の取締役を退き、「サン・ライフグループ名誉会長」となり、経営の第一線から退くことを予定しております。

弊社の前身である株式会社サン・ライフでは2008年6月24日の定時株主総会において、役員退任慰労金制度を廃止し、打ち切り支給(支給は退任時)する旨の決議をうけており、竹内会長への支給額2億円は長期未払金に計上しております。

しかしながら、法人設立時は従業員数名の規模から、売上高100億円超、従業員約1,500名の企業に一代で成長させた竹内会長の時代の変化を適切に読み取る先見性、事業の推進力、弊社グループのみならず業界全体に対し、絶大な功績を挙げてきたことについては明らかであり、役員退任慰労金制度とは別枠で特別功労金の支給に関しては、社外取締役のみで構成された特別委員会を立ち上げ、当概委員会における議論においても、支給に相応しく、妥当性のある事案であるとの答申を受け、取締役会から竹内会長の退任に際しその功績を改めて検証し、今般の特別功労金支給について別途支給したい旨提案を受けました。

本特別功労金支給案の是非、支払金額、支払い方法等について、詳細は差し控えさせていただきますが、他社事例を参考に、複数の関係各所、弁護士、公認会計士、税理士からのお考えを基に、報酬委員会・取締役会において検討・協議を重ね、その是非・妥当性のある案を決定させていただきました。

また、本功労金の支給はその在任期間から、大半を子会社である株式会社サン・ライフから支給させていただくことになるのですが、株主の皆様への説明責任を果たす上でも、ホールディングの議案説明にサン・ライフからの支給額も明示し、決議(勧告的決議)を諮ることが望ましいと考えております。

なお、支給額・支給時期は次の通りとなります。

特別功労金:360,000,000円

内訳)株式会社サン・ライフホールディング(3.5年)    28,000,000円

株式会社サン・ライフ             (48年)   332,000,000円

支給予定時期:2022年7月29日

そ の 他:別途、株式会社サン・ライフより退任慰労金200,000,000円を同日に支給

併せて今後につきましては、本特別功労金の支給を制度化する予定はございませんが、将来的に著しい功績を残したと考えられる取締役には支給される可能性はあると考えており、都度検討してまいります。

【参考】勧告的(宣言的)決議とは…

会社法および定款で定められた株主総会の決議事項ではないが、株主総会における議案として株主意思の確認をおこなう場合の決議を、宣言的決議または勧告的決議という。